アンジェが、蒼先生のとこから戻ってきた。



「先生の様子、どうだった?」


「リコ、あんたは自分の目で確かめる気ないの?」



うっ…、痛いとこ突くなぁ…。



あんなことしておいて、のこのこ先生の前に出てこられるわけないじゃない…。



「蒼に伝言、頼まれた。」


「先生、何て言ってた?」


「断ったよ、気になるなら自分で聞きな。」



何だろう?




気になってはいたけれど、すぐに蒼先生のもとへ行く勇気はなく…。




私が蒼先生のもとに行ったのは、翌週のことだった。