君と恋色*tear rain




数十分間、悩みに悩んだ挙げ句。



“返事おそくなってごめん。

今日は、ちょっと微熱があって混乱してたみたい(汗)

でも寝たら大分気分良くなった!
心配かけてごめんね。”




うん、これなら無難だろう。


微熱と嘘を吐くのは少し気が引けたけど、他に良い言い訳が思いつかないから仕方がない。



何回か読み直してメールを送信すると、わたしは携帯を枕の上に置いて、お風呂に入ろうと部屋を出た。