寄り道






「類は友を呼ぶ、って言うじゃないかっ」

「言っておくが、俺はオタクじゃない。」

「あ―、さっき聞いた―」

おいッ

「まあ、漫画…は、読むけど…」

「ぷっ、自ら墓穴掘ってやんの!!」

「ワ、ワ○ピースとか、読むだろ?」

「ま―そうだネ。あ、プッ、フィギュアとかは?ククク…」

「…フィギュア?」

今のはどこに笑う必然が有るんだ?

「や、だって、たすくがフィギュア手にしてる姿をそうゾ「しなくていいから!そんな趣味は無い。オタッキーなアニメは見たこと無いし!」」

「アニメって、プッ…なにムキになってんの?クククッ」

気づけば、遥のマイペース過ぎるこのペースに乗せられてる俺って…惨めだなと思いながら一応反論のつもりで言葉をぶつける。

「お前…S!!酷い奴だな…相変わらず」


本当に、相変わらず自分勝手に話す酷い奴