あの日以来 木曜5限にB棟へ目を向ければ 必ず君の視線があって。 初めは景色を見てると思っていたけど…… 彼女は5限のほとんどを 窓の外に… グラウンドに費やしていて。 正直、俺のこと見てんのかな ……なんて自惚れたりもして。 確信はない微妙な緊張感。 君の視線が俺を落ち着かせない。