「‥‥。」 「‥‥。」 ずいぶんと長い 沈黙が続いていたけど、 不思議なことに 気まずいとは思わなかった。 真正面には真っ赤な夕焼けに きらきら光り輝く川、 身体中に広がる甘酸っぱい苺と 隣には大好きな君 つないだ手のひら。 ‥いっそこのまま、 時が止まってしまえば いいのに。