PM5:30



ふわっ





翔の右手が優しく

あたしの左手を包み込み、

ぎゅっと握った。





「‥‥っ!!」












もう心臓が壊れてしまいそう。












だけどそのとき、

横目でちらっと見えた彼の頬が

夕焼けのせいか、

ほんのり赤く染まっている

ような気がした。