PM5:30



右側をちらっと見る。





左利きの彼は、

左手でアイスを持ち、

右手を地面につけて

支えていた。












いつもより近い、

彼との距離。





夕焼けと、苺アイスと、

輝く水面。





あたしは自然な気持ちで

翔の右手の上に

自分の左手を重ねた。