PM5:30



下に下りると、

真正面に広がる

真っ赤な夕焼け空が

澄んだ川の水面に映し出され、

きらきらと輝いていた。









「綺麗‥」





もうそれしか

言葉が出なかった。





「だろ?」





と、翔が得意げな顔をした。