「いらっしゃいませ〜」 お店に入ると若い女性の 店員さんが出迎えてくれた。 ショーケースの中には 色とりどりのアイスが 並べられている。 「苺のアイスが 美味しいって聞いたよ」 あたしが翔にささやく。 「じゃ、苺アイス二つで」 と言って鞄の中に手を入れた 翔の顔が、 みるみる青ざめていった。