私の彼氏はお兄ちゃん!


「あ。そうだ。俺のこと、なんて呼ぼうと思ってる?」

急に聞かれて、きょとんとしてしまったが、すぐ答えた。

「舜さん?」

首を傾げながら言うと彼は複雑そうな顔をした。

「俺はお前の兄貴になるんだぞ?舜さんって言うか?普通に"お兄ちゃん"って呼んでいいんだぞ?」

にやりと口の端をあげて笑う。

なんか、怖いような、でもかっこいい…。