「お兄ちゃん、それ…胸元開きすぎじゃない?」 不安になり聞いてみると、お兄ちゃんは意地悪そうな顔をして口の端をあげた。 「だからいいんじゃん?…お前、背低いわりに胸でけぇからな」 私は咄嗟に胸を手で隠した。 確かに、私は背が低い。145しかないのだ。