暇つぶしゲーム-Ⅲ






それは、ある日のことだった。






「亜奈、今日は、お祝いよ」

「何の?」

「新しいお父さんが出来たのよ・・・」



奥の方から、大きな、
知らない男の人が出てきた。



「やぁ、君が、亜奈ちゃんだね。
 これからよろしくね?」



私にとって初めて見るその人は、
突然お母さんとの間に入って来た




侵入者、あるいは不審者だった。