暇つぶしゲーム-Ⅲ






「・・お母さん知りませんか?」

「知らないねぇ」



おじさんは私の姿を
じろっと見て言った。



「お譲ちゃん、迷子?
 どうしたのこんなに汚れて」



そういえば同じ服を
何日も何日も着たままで、汚いんだ。

しかも髪もボサボサで―――。



「・・・別に何もありません」

「あ、お菓子あるんだ、
 一緒に来ない?」

「―――――!!」



そういえば、あのオムライス以来、
何も食べてないんだっけ。



「行く・・」



私はおじさんの手を取り、
歩き出した。