お店を出て、ある場所に連れていかれ、 お母さんに言われた。 「お母さん、 ちょっと行って来るから。 ここでお利口に待ってるのよ?」 「うん、亜奈、待ってる!!」 「お母さんが来るまで、 絶対に、ここで待ってるのよ」 私はそこで待ち続けた。 古くて大きい倉庫の ような場所で、ずっと。 私にとってそこは 永遠に続く洞窟のようだった。