先に家を出た俺が外で待ってやってるのに中々出て来ない。
アイツ何してんだよ。
んなノンビリしてる時間なくね?
イライラしていた俺の前に、やっと用意をして出てきたと思ったら、
「な、何で居るのよ!?」
って、またかよ。
同じセリフばっかり言いやがって。
「嫌でも仲良くしなきゃ駄目って言っただろ?」
「何で、あたしがあんたと仲良くしなきゃ駄目なわけ?」
そう言った仁奈の顔は、絶対ロクなこと考えてなさそうな顔だ。
どうせ母さんが仁奈と仲良くしろって言ったのを、俺が守ってるとか……そんなとこか。
んなわけねーだろ、バカが。
「お前の考えてる事、絶対違うから」
そう言ったら図星だったらしく、慌てる仁奈に笑ってしまった。
「じゃあ、何よ?」
なんて口を尖らせながら生意気に俺を睨むから、ちょっと脅してやろうと思っただけ。

