【完】愛の血−超勝手な吸血鬼



先に家を出た俺が外で待ってやってるのに中々出て来ない。

アイツ何してんだよ。

んなノンビリしてる時間なくね?


イライラしていた俺の前に、やっと用意をして出てきたと思ったら、



「な、何で居るのよ!?」



って、またかよ。

同じセリフばっかり言いやがって。



「嫌でも仲良くしなきゃ駄目って言っただろ?」

「何で、あたしがあんたと仲良くしなきゃ駄目なわけ?」



そう言った仁奈の顔は、絶対ロクなこと考えてなさそうな顔だ。

どうせ母さんが仁奈と仲良くしろって言ったのを、俺が守ってるとか……そんなとこか。

んなわけねーだろ、バカが。



「お前の考えてる事、絶対違うから」



そう言ったら図星だったらしく、慌てる仁奈に笑ってしまった。



「じゃあ、何よ?」



なんて口を尖らせながら生意気に俺を睨むから、ちょっと脅してやろうと思っただけ。