「いいよ、1回だけなら」



小さく囁いて俺の前に座り込んだ仁奈に目を見開いた。



「……っ、えっ?」



一瞬、息が止まった。

コイツ……本気で言ってんの?



「1回だけだから。今日だけだからね」



そんな事を言いながらも、目をグッと綴じ首筋を傾ける仁奈。



「い、痛くしないでね?」



そんな涙声に、俺は



「フッ……、すげぇ気持ちよくさしてやるよ」



感情が高まる。