「ちょ、ちょっと……」
「……、何にもしねーよ」
「え?」
ふと顔をあげると、椎名冬夜はあたしから離れていた。
え?
は?
一体何がしたかったの?
キョトンとする、あたしに
「つか、お前は何してんの?」
「あ、あたしは体調が悪いから寝に来たんです」
って、少し嫌味っぽく言ったのに。
「大丈夫かよ?」
なんて、心配した声を出し、あたしの額に手をあてた。
「熱はない、いや、微熱?」
って、な、な、なに、この展開!?
さっきから、あたしの心臓が落ち着かないし。
今度は、急に顔がカーッと熱くなり、どうしていいかわかんない。

