「今日は俺が美帆の家まで送って行っても良い??」


「恵也くん………ありがとう。……でも今日は大丈夫。このまま彼氏の家に行くね」



痛い。



美帆の口から 彼氏って聞きたくなかったな。



一人の女に対してこんな気持ちになるなんて初めてだから戸惑う。


俺はいつも遊んでばっかりだったから。



言い寄って来る女だったら 誰でも良かった。


最低だったなと改めて考えさせられる。


美帆が俺と一緒にいてくれるなら もう女遊びはしないと誓おう。