まぢで、なんなの…

どんだけ期待させんだよ…?

俺は唯依のこと本気で…

本気で好きなのに。

伝えたって振り向いてくれない。

それを承知の上で好きになったのに。

わかっているはずなのに、

もう、とまんねぇ…

唯依への気持ち、とまんねぇよ…

隼「唯依、俺…


唯依が好きだ」

俺は、抱き締めていた腕をほどいた。

唯依は、俯いて何も言わない。

隼「男嫌いなのはわかってる。
振り向いてくれないのもわかってる。
でも、それでも俺は……
唯依が好きだ。
俺のこと、考えといて…?」