気が付いたら、唯依を抱き締めていた。

唯「…隼人……?」

あ、やべぇ、またやらかした…

でも身体が勝手に動いていた。

隼「なんで…んな顔すんだよ…」

唯「え…?私、変な顔してた…」

…なんでそこで変な顔になんだよ笑

隼「悲しそうな顔してた」

そう言ったら

唯依は少し驚いていた。

だけど、すぐにこう言ったんだ。

唯「隼人が悪いんじゃん…
隼人が、謝るからじゃん…」

俺の胸に顔を埋めて言う唯依が

すごく可愛くて愛しくて、

抱き締めていた腕に、少し力を入れて

強く抱き締めた。