―唯依side―

あれから隼人たちは

できるだけ近くにいてくれる。

『今後呼び出されたら
ちゃんと俺らに言えよ』

って念押しされた。

あのとき隼人に抱き締められたとき、

すごく安心した。

ヤンキーなんて

危険信号ど真ん中だったのに…


今は、近くにいてくれるだけでも

すごく安心できるの。

それと一緒に、なんだかドキドキして、

さりげない仕草にも、

胸がキュッてなったりする。

なんなんだろう、これ……