視界の端に映ったものが、 俺たちを動かした。 女たちの後ろ、建物の陰にいる、 複数のヤンキー野郎。 人のことは言えないんだけどな…… あの女ども、唯依と奈津を あのヤンキー野郎たちに襲わせる気だ。 ……ヤバい。 本能的にそう思った。 前に唯依が襲われかけていた所を 助けたとき、 唯依は相当パニックになっていた。 きっと過去に何かあって、 それがトラウマになっているんだろう。