ヤンキーなんて大ッ嫌い!!?




その3日後の夕方。

唯依が学校から

帰ってきているであろう時間を

見計らって、唯依の家にきた。

唯依の家の前でしばらく立っていた。

本当に、俺は…

唯依を迎えにきてよかったのか…

口にしないだけで

大切な人ができていたりしないのか…

そんなことばかりが

頭をよぎっていた。

不安で押し潰されそうだった。

だけど、唯依に会いたい。

その気持ちが強くて

意を決して呼び鈴を鳴らした。