隼「あのさ、アパート…
引っ越したいんだけど、ダメか?」
父「いいぞ」
あ、いいんだ。
意外とあっさりしていた。
隼「ありがとう。
今の所よりも、セキュリティが
しっかりしてるところにしたい」
母「わかったわ。
探して手続きしておくわね」
父さんも母さんも、きっとわかってる。
兄貴のことが関係してるって…
母「隼人、ごめんなさいね…
私たちが海人を追い出さなかったら
あなたは辛い思いしなかったのに…」
母さんはそう言って
涙を流していた。
知っていたんだ、二人とも。
兄貴が俺の所にいたことを……

