唯「彼氏なわけないでしょ。
学校の先輩。
たまたま会っただけ
てかナンパなんだけど。
なんとかしといてよ。
あと、あのことは
くれぐれも話さないでね
私は奈津と遊んでくから
じゃ、あとよろしく」


私たちは一方的に

お兄ちゃんたちから離れた。


私たちが離れた後、

あのふたりがお兄ちゃんに

すごい形相で睨まれてキレられたのは

言うまでもないよね――

なんて考えてたら、


奈「唯依のお兄ちゃんって
やっぱかっこいいよねッ///」