泣きそうになりながら話した。

だけどそれを必死に堪えた。

たとえ奈津であっても

唯依以外の女に

弱いところは絶対に見せない。

隼「ついでに俺、
しばらく学校こねぇから…」

奈「どうして?」

隼「唯依に会ったら…
触れたくなるから、無理…」

そう、これが本音だった。

奈「事が済んだら、
唯依のとこ、戻ってくる?」

奈津はそう言った。

俺は戻りたくても、

唯依は、どうなんだろうか……

でも唯依は俺のことを……