――次の日、


私は別れを告げられたことを

信じたくなくて、

夢だと思い込んでいた。

学校へ行って、隼人を見かけた。

一瞬目が合ったけど

すぐにそらされて、

どこかへ行ってしまった。

昨日のことが現実なんだと

思い知らされた瞬間だった。

もう本当にダメなのかな…

冗談だよって言って、

戻ってきたりするんじゃないの…?

だけどそんな都合のいいことは

あるわけがなかった。

私の世界は一瞬で色を失った。