―隼人side―


ある日、俺のアパートに

誰かが訪ねてきた。

俺は誰かということを確認もせずに

玄関の扉を開けた。

そこにいたのは、

二度と会いたくないと思っていた、

俺の実の兄貴、海人だった……

海「よぉ、隼人。」

隼「なんでいんだよ」

俺は思いきり睨みつけた。

あのときの恨みを込めて。

海「家追い出されちまってさ、
ここに住ませてくれよ」

……なんで俺が…

てかなんでアパート知ってんだよ…?