きっと、私と隼人は

同じような痛みを経験してきたから

だから私は、

隼人に心を開くことができたんだ…

自然と、そう感じたんだ。

唯「…隼人……
今度は私と、幸せになろ?」

隼「うん、唯依……
唯依、好きだよ」

隼人の言葉が嬉しかった。

"好きだ"なんて、

いつでも言ってくれる。

だけど今日の"好き"って言葉は

なんだか特別に思えたんだ。

隼「そういえば健さん、
俺らのこと認めてくれたよ」

唯「知ってるよ」