健「唯依、話聞け。」

唯「いや」

健「唯依!!」

――ビクッ

初めてだ…初めて、怒鳴られた。

なんでかわかんないけど、

涙が込み上げてきた。

唯「もう嫌…お兄ちゃん、嫌い…」

健「嫌いでいいから答えろ。
お前は隼人のこと、本気か?」

なに言ってんの…

私が本気じゃないわけないじゃない…

唯「本気、だよ……」

健「もし遊ばれてたとしても?」

唯「そう、だよ…でも、隼人は…
絶対にそんなこと、しない…!!
私は、信じてるから…」