私はただただ

奈津の話を黙って聞いていた。

誰が悪いわけでもない。

私が言い過ぎたのは

悪かったかもしれないけど。


隼人のお兄さんに会うのは怖い。

でも隼人とは別れたくない。

お兄ちゃんとこのままなのも嫌。

どうすればいいのかわかんない…

唯「……とりあえず
しばらく泊めてくれる?
ちゃんと自分の気持ち
整理しなきゃ…」

奈「私はいいけど……
健さんに連絡しなよ?」

唯「やだ…」

自然と拒絶の言葉がこぼれていた…