走っていると

?「……唯依…?!」

腕を掴まれた。

唯「…ゃ…!!離して!!」

奈「唯依?!あたしだよ!!
あたし、奈津だよ?!」

唯「…な…つ……?」

奈「唯依、遅かったから
心配したんだよ?
あいつになんかされた…?」

奈津の顔を見ると、

安心してか、涙が溢れてきた。


唯「…ぅ…ふぇ……」

奈「うん、いいよ、
話さなくても。
とりあえず落ち着こ?ね?」


奈津はそっと私を抱きしめてくれた。