ヤンキーなんて大ッ嫌い!!?




『絶対に別れない』

そんな唯依の声が聞こえた。

やっぱり、俺のせいかよ……

大方、今までに俺が遊んできた

女たちの中の奴だろう。

ふざけんな。

唯依になにしてやがる……

そう思った瞬間、

―――ドンッ

音が聞こえた。

なんだよ、今の音……

その音と声だけを頼りに、

とにかく唯依を探した。

そして、見つけた。

見ると、唯依は女たちに殴られてた。

俺は、キレた。

空き教室の扉を、音をたてて開いた。