そして唯依がゆっくり話しはじめた。 唯依が話している過去は 想像よりもひどいものだった。 遊びに行った帰り道に ヤンキーに絡まれ、犯されたって。 泣きそうになりながら話していた。 俺は気が付いたら 唯依に手を伸ばしていた。 唯依の頭をなでていた。 唯『こんなに汚れた私でも、 隼人は好きって言ってくれる…?』 唯依は突然こう言い出したんだ。 なんで、こんなことを言うんだよ… 唯依は唯依じゃんか…