ヤンキーなんて大ッ嫌い!!?




公園に入り、二人でベンチに座った。

なぜか唯依も俺も無言。

なんて声をかければいいのか

わからなかった。

そしたら急に唯依が口を開いた。

あー、とうとう振られるんだ…

そう思ったけど、

唯依から出た言葉は意外なものだった。

それは、告白を断る言葉でもなく、

受ける言葉でもなく、


過去を聞いてほしい、

という言葉だった。

唯依の、過去。

俺が気になっていたことだ。

なぜ、男を嫌うのか。

その理由が過去にあるんだって

なんとなく思っていた。