奈「いつまでも過去に捕らわれてちゃ
前には進めないよ?
もう過去じゃなくて今を見ようよ。
隼人ならきっと、唯依の過去だって
受け止めてくれるっ思う。
唯依はその過去を話したら
隼人に嫌われるかもって
そう思ってるんでしょ?
そんなの、ぶつかってみなきゃ
わかんないじゃない」

唯「…でも……!!」

何か言いたげだったけど

私はまた、話始めた。

奈「でもじゃないよ。
このまま返事しないの?
それとも好きなのに振るの?
そんなことできないでしょ?」

そこまで言ったら

唯「本当に、大丈夫かな……?
初めて好きになった人だから…
きらわれたくないよ……」

そっか、唯依は不安なんだね…

でもきっと隼人なら…

奈「大丈夫だよ、きっと。
ぶつかってみなよ。
ちゃんと話したほうがいい」