声が聞こえた。

それは、私が助けを求めた、


――お兄ちゃんだった。

健「…なにやってんだてめぇら」

男「…ひぃっ!!」

健「俺の妹をヤっといて…
ただで済むと思うな!!!」

お兄ちゃんは、そう言って

男たちを気絶するまで殴っていた。


そしてお兄ちゃんは私の所へ来て、

震えてる私を抱き締めた。

健「…遅かったから心配で
探しにきた…ごめんな、
もっと早く来てやれなくて…
怖かったよな…
とにかく帰ろう、唯依…」