嘘…本当は泣きたい

けど泣いたら迷惑がかかるそれに泣き虫は嫌

「私、顔洗ってくる」
私はいつもの涼しい表情に戻してトイレに向かった

「ハァー」
頭の中ではさっきのひそひそ話がリピートする

その時トイレのドアが勢いよく開いて今にも泣きそうな愛実がいた


「愛実?」
「フッ」
「フッ?」
何となく言う言葉は分かった

「フラレたぁ〜」
やっぱり…

あれ?何でホットしてんの?

自分が怖い