「いってらっしゃーい(笑)」

ぜったい私を面白がってる!!

「はぁー」

「何ため息ついてるの?」「あっ…」
この人朝の

「あっ!ハンカチ!」
「えっ?」

女の子に気をとられてたせいでハンカチを流しに落とした

「あっ!」
「大丈夫?」
「はい」

「あなた朝,陸と居た子だよね?」
「はい」

「私は,月岡愛実だよ!」
「私は高山…」
「朝,陸から聞いたよ」
「あっ」

そう言えば言ってたかも…
「友達って事でよろしくね!!」

テンション高いなぁ

「よろしく…」
「教室いこ!」

私は月岡さんに強制的に手を繋がされた

「あっ!藍おかえりってあはははーちょーうける」

「陸笑いすぎ」
「何が面白いのよ」
「だって…クックッ…」

キーンコーンカーンコーン
「チャイムなったぁ」
ガックリ肩を落として月岡さんは席についた

「プッ…クックッ」
「まだ笑ってるの?」
「だって露骨に嫌そうな顔してたから」

「それは!ただ緊張して」「緊張したんだ?」

「うっ…」

ニヤニヤして!
「もう,うるさい」

「そこ!静かにしろよ」
「は,はい」
「へーい」

いきなり入ってきた先生に怒られるって初めて何だけど

「まぁこれからよろしくね藍ちゃん」

んっ?最後に音符が見えたような?

落ち着け…
私は、晴くんだけなんだから

「よろしく…」