俺のつまらなくて冷めていた感情を暖かくしてくれたのは君の真っ直ぐな瞳だった





「つまんねー」

この学校に転校してきて
2日目
楽しい事1つも無し

「俺,君の過去全部しってるよ」

何だ?過去?

「それで?」
「あははーそんな睨むなって」

睨む前に彼女震えてんじゃん
「……」
そろそろ助ける?

「君の彼氏事故でし…」

「止めてあげたら?」
無意識だった
もしかしたらこの子も…
その時の高山からは昔の俺と同じオーラが出ていた

「誰君?見たことないなぁ」
「おれ?8組の武中陸」

こいつ確か何とか朔邪だったっけ

「てか俺高山さんと話してるんだけど」

「君が一方的にでしょ?」「違うよ」

なんでこんなへらへらしてんだ?

「でも彼女どう見ても嫌がってたよ?」

「さぁ?」

なぁんだコイツうざ

「まぁいいや、じゃ」


あのへらへらした態度
アイツそっくり