それが社会人になってからつまらない週休二日のやり甲斐のない仕事を無駄に熟し、週末の実質婚活とも言うべき合コンだけが楽しみの日々の中、思い出したように痛み始めた。
一日に何時間もパソコンと向かい合って、それを六年間も続けてきたからだろうか。
それも、あと少しで終わらせる予定だった。
相手さえ見つかれば……。
その日は、目覚めてすぐにベッドから下ろした脚は躯を支えてくれなかった。
いつか旅行のためにと貯めた有給休暇を使わざるを得なかった。
タクシーを呼び1番近いと思われる整形外科にたどり着いたのは、電車で隼人に声を掛けられた夜から遡った一ヶ月程前の夏の終わり。
『しばらくなんともなかったんですけど。第五腰椎分離症のせいですか』
『うん。まあ写真撮ってみよっか』
祥子の話などまるで聞く気もないような医師は、祥子をレントゲン室へと追いやりさっさと次の患者を呼ぶように化粧の濃い看護師に合図した。
レントゲン室前の味気ない長椅子に案内され、長いこと待たされた記憶が蘇る。
