わたしのヒーロー

「ちっす!」

"来てくれてありがとう"


「本当に悪いみたいだな…どうして声が出なくなったんだ?」


"わからないの。突然。でも、調子が悪いわけではないから心配はいらないよ"

「は!?心配いらないわけないじゃん!声が出ないって重症だからな!バカ!いつからなの?」


"昨日の朝。もしかしたら土曜の夜かもしれない。"


『土曜日になにかあったの?』


部屋の入り口に立っていたのは柚希のお兄さんだった。