わたしのヒーロー

ーーーーーーーーーーーー




今日、お父さんが来る。
離婚届って紙を持って家に来る。


「あれ?渚は?」


お母さんは、少し不安そうだけど吹っ切れた感じもする。多分私たちを不安にさせないためだろう…。


「渚は部屋で洋服選んでるよ。たぶんもうすぐ来る。」

「そぅ…。ねえ、玲海ちゃん。」

「ん?」


「渚にほんとのこと言ってよかったのかね…。死んだとかにしとけばよかったかしら?」


お母さんはすごく真面目に話した。


「良かったんじゃない?あとで本当のこと知ったらきっと、自分が産まれて来たことを恨むと思う。渚はしっかりしすぎなくらいしっかりしてるし、優しいから。」


「そうか……そうね!隠し事は無いほうがいいわね!でも、あなたもしっかりしすぎてお母さん心配だわ…ごめんね、あなたにたくさん迷惑かける形になって…。」

「お母さん…。大丈夫だよ?玲海結構強いからなんも心配ないよ!」



「おかーしゃん!おねーちゃん!」


タイミングのいいところで渚が部屋に来たので私たちはこの話をやめた。


「あら渚!その服可愛いじゃない♪」


「ほんとだ!可愛い!すごく似合う!」


渚は白いワンピースに頭に大きな赤いリボンのカチュウシャを付けてリビングに来た。

渚は一人でなんでもできるようになってた。コーディネートまでバッチリだった。




ピンポーン…