わたしのヒーロー

「まぁ、とにかくプール行こう!」


「でも私たち一応毎年一緒にプール行ってたよね?」



「違うよ、学校みたいなちっぽけなプールじゃないよ!!市民プールだ!」

「市民プール?」



「そう!学校よりもでけぇし、流れるプールとかもあるんだぜ!?もう自分たちでも行けるよ!怖くない!去年兄ちゃんに連れてってもらったんだ!すごかったぜ!!」




市民プールには確かに行ったことない。


それにわたしは背が小さいから、
市民プール自体行ったことがない。


なぜかってゆうと、足がつかなくて溺れてからトラウマで行けなかった。



「いや、でもさ、わたし泳げないし!背小さいし!足届かないから流れるプールとかまじで流されるし!」


「大丈夫だよ!(笑)そんなに深くないから!」


ほんとに怖いのに…



「あのー…」



盛り上がっているとここまで口を開かなかった翔くんが会話に入ってきた。