朝起きて、制服を着て、お母さんが作ってくれてた朝食を食べたあと、あたしがしたこと。 それは、家の周辺を見渡すことだった。 「誰も、いない…」 とりあえず一安心。 昨日のあの数時間の出来事は、寝て起きたら夢だったんじゃないかとさえ思えた。 普通の女子高生のあたしにしては、非現実的すぎる出来事だったし… でも、携帯の電話帳の中に、きちんと"神岡希龍"の名前が残ってる。 それが唯一、昨日の出来事を証明してくれるものだった。 「連絡しろって言われたってなぁ…」