あたしが行かなきゃいけないところってどこだろう。 見当もつかなかった。 希龍くんと出掛けることが嬉しいって気持ちより、どこに行くのかが気になる。 あれだけ狂羅にバレないように慎重に動いていたのに、こんなに堂々と歩いてていいの? いつ見られてるのか分からないのに。 今さら不安になってきた。 「ねぇ、狂羅に見つからないの?」 「それも覚悟の上で行くんだよ。」 バレるのも覚悟の上で? 希龍くんの顔はいつになく真剣で、もっと不安になる。 いつもの希龍くんじゃないんだもん。