「それ誰のマフラーっすか?(笑)」 「んー、誰だったかな。」 真っ赤なチェックのマフラーは、とてもじゃないけど西高の生徒の物とは思えない。 それくらい可愛い物だった。 こんな趣味の人がいるの?(笑) 「行こっか、美波。」 「うん。」 歩き出した希龍くんに慌ててついていく。 振り向いて春斗に手を降ると、幼い笑顔で手を振り返してくれた。 「どこ行くの?」 「…美波が行かなきゃいけないところ。」 「…あたしが?」 「うん、美波が。」