「いひゃい…」
あたし、ドヤ顔してたんだなぁ…
恥ずかしい。
そして、そのあと言った希龍くんの言葉に、あたしの考えは甘かったことを知らされる。
「一緒に寝よっか。」
「え?」
一緒に寝ることに素直に頷けば、希龍くんは折れてくれるだろうと思っていたのに、彼の答えはあたしの予想とは違った。
まさか本気で一緒に寝るつもり?
うそうそ。
そんなこと予測してなかったんだけど。
一緒に寝るのはさすがにまずいと、そう思って断る希龍くんを想像してたのに。
何、この展開。
「俺にソファで寝てほしくないんでしょ?」
「…うん。」
「俺も美波にソファで寝てほしくないから。」
「……うん。」
「一緒に寝れば一件落着じゃない?」
「…………うん?」



