動化家３

リオ復活

ナナリは魔法で赤いキノコを探した。

何時間も何時間も探していると、夜になった。

木の上で寝ていると、魔法が光り出した。

光り出したのは木の下だった。
ナナリ「時間までに間に合うかな…。」

ナナリは魔力が詰まったスコップを出して掘り進めた。

ナナリ「予想以上に深いか…。」

掘り進めて行くと、箱のような物が出てきた。

取り出して、箱を開けるとたくさんの冠があった。

ナナリ「海賊の宝かな…？」

紙も置いてあった。
広げて読んでみた。

ナナリ「リオ。メジーナ。この宝は、お父さんが海賊から取引で手に入れた物だ。お金に困れば売るといい。」

ナナリは箱を草むらに隠した。
ナナリ「メジーナとリオのお父さんか…。」

掘り進めて明け方になった時、白い石が出てきた。

取り出すと冷たく今にも凍る勢いだった。

スコップですくって、バケツに入れて、箱と一緒にリオの元へ持って行った。

すると、おじいさんがいた。

おじいさん「遅かったの。解凍石はあったか？」

ナナリ「ありました…！」

解凍石を渡した。

おじいさんは、万能薬の中に、火炎草と解凍石を粉々にして混ぜた。

杖を出した。

おじいさん「呪いの万能薬よ…！今ここに蘇れ…！レリーシャ…！」

万能薬が光り出した。

おじいさんは、リオに飲ませた。

首の呪いが消えて、リオは目を覚ました。

リオ「私…生きてる？」

メジーナは泣いて、リオを抱きしめた。

メジーナ「良かった…。本当に良かったよ…！おじいさんもナナリもありがとう…！」

おじいさん「私は、山へ帰る。」

おじいさんは帰って行った。

ナナリ「良かった。２人に渡したい物があるの。」

さっきの箱を渡した。

手紙を見た２人は涙を流した。
メジーナ「お父さん…。」

リオ「私達の為に…。ありがとう…！」

ナナリ「私はこれで失礼する。」

ナナリは仲間の元へ急いだ。