…へ? 「なっ…なにし…んっ!?」 言い終わる前に再び唇を奪われる。 逃げたくても逃げられない。 止めて欲しいのに止めてくれない。 私の気持ちなんてお構いなし。行為は止めることを知らない。 目の前の彼はまるで狼 満月でもないのに、飢えた狼のように私を奪っていく。 唇がやっと離れた時には、肩で息をするぐらいになっていた。 「ルナ、泣かないのか?」 ふと質問された。 泣く?私が?なんで? 私はきょとんとする